週刊ビル経営・今週の注目記事

毎週月曜日更新

メディアエンジン 鉄道ファンが集まるシェアハウスを今年3月にオープン

2013.07.22 16:08

 鉄道模型がテーマのシェアハウス「ナインステージ」が今年3月に江東区エリアにオープンした。
 共同スペースには実際に鉄道模型を走らせることのできるジオラマ(レイアウト)が3つ設置。24時間いつでも同じ趣味の仲間と模型を走らせる事ができるという。また、室内には自分の電車を飾れる展示ケースや雑誌・DVDなどが保管できるライブラリースペースも設置。さらに、定期的に鉄道模型をテーマにしたイベントを開催するなど、まさに「鉄道」にこだわった生活空間になっている。またサウナやルーフバルコニーなどもあり、通常の住居としても充実した物件となっている。
 運営を行なっているのはWeb制作プロデュース・映像制作プロデュースを展開しているメディアエンジン(東京都江東区)。代表取締役の内田勉氏は以前シェアハウスに入居していたことがあったという。共同生活を通して、刺激を受けることも多かったそうだ。  「会社を設立してから10年目を向かえます。そのため何か新しいことを始めたいと思いました。そこで、以前、自分自身がシェアハウスで過ごし、とても良い経験ができたので、その喜びを伝えたいと思いシェアハウスの運営を始めることにしました」(内田氏)
 続けて「差別化を図るためにも、コンセプトをしっかり持つことが大切だと思いました。そんな中、目をつけたのが『鉄道模型』でした。子供の頃からプラモデルやラジコンには触れた事があったものの、鉄道模型を走らせることができる、ジオラマの置き場所がなかったため、今まで趣味にする事はありませんでした。同じような方もいるのではと思い、共同スペースにジオラマを設置。鉄道模型で遊ぶことができるようにしました」と話す。
 現在の入居者の中には鉄道好きはいないものの、入居者の友人たちに鉄道好きが多いそうで、入居者の友人がよく遊びにきているという。
 「中には群馬から来る方もいます。まだまだ、ジオラマに手を加える部分もあるのですが、鉄道好きな方がいろいろとアイテムを追加してくれることも多いので、助かっています。『置き場所に困っていたので、是非利用してください』と譲りうけることもありました。今後も、こうやって皆で作り上げることが出来ればよいと思っています」(同氏)
 バルコニーは現在、家庭菜園などで使用されているものの、今後は鉄道模型の設置なども検討しているそうだ。
 「この、シェアハウスが鉄道模型ファンの集まる場となり、新たなつながりの広がり続ける貴重な場になれば嬉しく思います」(同氏)

PAGE TOPへ