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シンドラーエレベータ 毎年恒例の安全大会を実施

2013.07.22 16:04

 シンドラーエレベータ(東京都江東区)は「2013年度 シンドラーエレベータ 安全大会」を7月5日開催。同社のスタッフ・及び関係者が、全国計20カ所の事業拠点に各々一堂に会し、ゼロ災害徹底のための各種取り組みやルールに関する認識を新たにした。
 今回の安全大会は、年初に設定した年間標語「自信と過信は紙一重、初心に戻って無災害」を基本コンセプトに構成。大会の冒頭、社長のフィリップ・ブーエ氏は「安全大会は、シンドラーの基本理念である安全を再認識する上で重要です。私たち一人ひとり、そして全社レベルで、職場における安全、安心をさらに昇華していくにはどうすれば良いのか、今日はそれをしっかりと話し合ってください」と話した。
 続けて人事本部長の松本謙司氏は、「シンドラー社が来年、設立140周年を迎えられるのは、『安全』という会社の価値観の一つにおよそ4万5000人の社員が、真剣に取り組み続けた賜物であり、今後の厳しい事業環境においても、『安全』は当社の大切な価値観の一つでありつづける」と話した。
 その他、参加型の安全大会の推進をより一層図るため、CGアニメーションを駆使したシミュレーションクイズを新たに導入。何が安全で、何が安全でないかについて、社員同士が活発に議論した。
 また同社では、今年度の新たな取り組みとして「安全評価員評価制度」(現場の保守技術員を評価する委員を評価するための制度)を導入。ブーエ氏は「『ゼロ災害』を目指していくために、安全を評価する評価員のスキルレベルについても引き続き強化していきます。シンドラーエレベータの屋台骨を支えているのは、あくまでも現場の前線に立つ保守を担当する社員の面々。こうした社員一人ひとりの安全を守るために、私自身が現場に直接赴くことも含め、社員と一緒に前進し続けていきたい」と述べ、大会を締めくくった。
 この安全大会は、3年前から定期的に開催されている。大会を振り返りブーエ氏は「同じ日、同じ時間に全国にある事業所で行われています。今後おのおののスタッフが作業を進めていく上で、どう進めていくのが良いのか、再認識してもらう大切な日となっています」と話した。

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