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屋上開発研究会 平成25年度通常総会・情報交流会を開催

2013.07.01 16:16

 屋上開発研究会(東京都千代田区)は6月26日、千代田区平河町の「ホテルルポール麹町(麹町会館)」にて、平成25年度通常総会・情報交流会を開催した。
 同研究会は創設から24年目を迎え、主要事業の一つである技術支援事業では「第29回全国都市緑化フェアTOKYO」に協賛し、「発見!まちの緑マップ」の製作、そのマップを使用した「都心の屋上・壁面緑化ツアー」を実施するなど、幅広い客層の支持を獲得した。また、情報開示事業では「第18回スカイフロントフォーラム」を企画。「女性力が拓くこれからの都市緑化」をテーマに、建物緑化の新しい視点を探る活発な議論が展開された。この他、教育普及事業では「第9回屋上緑化コーディネーター資格試験」の実施で、全国に累計1344名の合格者が誕生。調査研究事業では、農林水産省関東農政局からの「都心型農園協議会」の調査研究を受託し、住宅リフォーム・紛争処理支援センターからも新たな調査の受託を得ている。同研究会では、組織の更なる安定化を目指して、建物緑化と太陽光パネルを組み合わせることによる相乗効果を検証する「G&E(GREEN&ENERGY)特別部会」を新設し、新市場開拓と新規会員の獲得を目指したいとしている。
 総会の後に行われた情報交流会では、国土交通省住宅局の杉藤崇市街地建築課長が「屋上利用と建築行政の動向について」、環境省地球環境局の土居健太郎総務課低炭素社会推進室長が「地球温暖化対策について」という演題のもと講演を行った。その後交流会が開かれ、同研究会の立石真理事長や福沢武会長の挨拶では、更なる活動の充実を出席者に対して呼びかけた。

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