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大学不動産連盟 総会を開催して450名以上の参加者が集まる

2013.06.17 16:49

 不動産事業者などに関する情報交換・研修活動等を通じて、大学不動産会相互の親睦を図ると同時に、社会ならびに各母校の大学に貢献することを目的に活動している大学不動産連盟では、12日に慶応義塾大学日吉キャンパスにある「協生館 藤原洋記念ホール」において、第10回大学不動産連盟総会を開催した。
 まずは、今回の総会の幹事校である不動産三田会(慶応義塾大学)の代表世話人の古屋勝保氏(福寿エステート 取締役社長)が挨拶を行った。
 「平成13年に大学不動産連盟の前身である大学不動産交流会は、不動産三田会が幹事校として始まり、そして、今日、このように再び幹事校として総会を担当させていただき、感慨深く、光栄なことだと思っております。現在、大学不動産連盟は準会員校3校とオブサーバー校1校を入れますと、16大学4343人であり、不動産業界の認知は高く、社会的な役割も大きくなっています。また、各地域会においても活発に活動され、会員間での交流も素晴らしい発展を遂げてきております。本日は450人超える参加者にお集まりいただき、多くの方々と親睦を深めていただければと思っています。次年度が更なる飛躍の年になることを願いまして、ご挨拶とさせていただきます」 引き続き、大学不動産連盟の理事長であるセントポール生活文化研究会(立教大学)の代表世話人の伊藤守氏(毎日コムネット 代表取締役社長)が挨拶を述べたほか、理事会から学習院大学の卒業した者で会員を構成する不動産桜友会が新たにオブサーバー校として加わることなどが報告された。
 そして、不動産三田会やセントポール生活文化研究会をはじめ、不動産稲門会(早稲田大学)、建設・不動産駿台会(明治大学)、不動産建設白門会(中央大学)、不動産青山会(青山学院大学)、不動産建設桜門会(日本大学)、建設・不動産橙法会(法政大学)、東京R・Eクローバー倶楽部(同志社大学)、横浜商大不動産会(横浜商科大学)、上智不動産ソフィア会(上智大学)、不動産建設白山会(東洋大学)、不動産建設黒門会(専修大学)、不動産白金会(明治学院大学)、不動産建設望星会(東海大学)の各会代表が登壇した。その他にも、URELむさしの(多摩地区・城西地区)、東関東会(城東地区・千葉県・茨城県)、城南会(渋谷~品川間の山手線・京浜東北線・東急線・京急線・都営浅草線)、CMC会(千代田区・港区・中央区)、渋谷会(渋谷区・目黒区)、城北ブランチ(城北地域・埼玉県南部)、UREL新都心(新宿)、URELかながわ(神奈川県全域)、URELSUNTAMA(三多摩エリア)、URELさいたま(埼玉県全域)、UREL六本木(東京・名古屋・大阪を中心に全国)、上野会(上野を中心とするエリア)、UREL立川(多摩・山梨・埼玉西部・相模原エリア)の各地域会の代表が紹介された。
 なお、総務部会、親睦部会、情報部会の事業報告が行われ、13地域会の総成約件数は217件、成約合計金額は142万9500円などが発表された。
 また、理事長校交代式が行われ、新理事長として東京R・Eクローバー倶楽部の代表世話人である菱谷潤一氏(サポートシステム 代表取締役)が挨拶を述べた。
 「輪番制ということもありまして、本年度の理事長に就任させていただきました。同志社大学は連盟加盟校の中で唯一、関東に学校がないという事情にも関わらず、大学不動産連盟に加盟させていただけているのは、ご縁があったからに尽きると思います。奇しくも今年は同志社大学創立者の新島襄先生が生誕170年目を迎えます。そうした年に理事長に就任させていただけるのも何かしらのご縁があるのではないかと感じております。連盟の発展のために努めて参りますので、ご協力のほどよろしくお願いいたします」
 さらには、アイメイト協会やあしなが育英会に寄付金が贈呈されるとともに、収集したベルマークを協力会社を介してベルマーク財団に送り、同財団を通じて東日本大震災の被災者支援に充てられることが伝えられた。 最後には、東日本大震災ドキュメンタリー映画「きょうを守る」の上映が行われたとのこと。その後、会場を同キャンパスの食堂棟2階の「グリーンズマルシェホール」に移動し、懇親会を実施。各大学不動産会から情報をアピールする時間が設けられたうえ、抽選会が実施されるなど盛大のうちに閉幕した。

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