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日本ビルヂング経営センター 底を打った東京貸ビル市場におけるテナント営業活動を解説

2013.02.25 15:28

 日本ビルヂング経営センター(東京都千代田区)は22日、千代田区丸の内の「三菱ビル」10階、「コンファレンススクエアエムプラス」にて、第330回特別研究セミナーを開催した。
 セミナーテーマは「貸ビル不況時代に役立つテナント営業活動とその実務」で、講師を務めたのはディック・エンタープライズ(東京都中央区)専務取締役の増田富夫氏。講演では現在の東京貸ビル市場の状況を概観するとともに、テナント募集活動を開始するにあたっての賃料水準の把握、潜在客の探し方、不動産仲介会社などテナント募集協力企業網の構築と活用、貸ビルオーナーの営業活動方法について解説。この中で増田氏は「貸ビルで空室が長い期間続く要因としては、『テナントを確保するための具体的な行動計画を実行していない』、『賃料設定が高すぎるために市場の相場との間でかい離が生じている』ことが考えられます。テナント募集活動の開始に際しては募集賃料と成約下限賃料を設定する必要があり、同一貸ビルゾーンでの成約事例を参考にしながら、慎重に見極めなければなりません」と述べている。

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