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サンケイビルウェルケア 2施設目となる介護付き有料老人ホームが3月オープン

2013.02.25 15:21

 サンケイビル(東京都千代田区)のグループ会社で介護事業を行うサンケイビルウェルケア(東京都千代田区)では、平成23年秋に東京都練馬区に介護付き有料老人ホーム「ウェルケアテラス氷川台」のオープンを皮切りに、「Value aging」の事業コンセプトのもと、関東エリアにおいて介護付き有料老人ホームを中心とした高齢者向け住宅の開発を進めている。同社は3月1日、東京都世田谷区に2施設目となる「ウェルケアテラス馬事公苑」をオープン。これに先立ち、施設の内覧会が20日開催された。
 「ウェルケアテラス馬事公苑」は地上5階建て、敷地面積1952・53㎡、延床面積4114・06㎡。居室面積は20・78㎡から22・84㎡となっており、総居室数は81室となっている。施設は東急田園都市線「桜新町」駅より徒歩19分、小田急小田原線「千歳船橋」駅よりバスを利用して約10分、周辺は馬事公苑や東京農業大学などが位置し、緑豊かな住宅街となっている。
 施設内はヘルパーステーションとデイサービスを併設。各居室とヘルパーステーションは緊急コールシステムによって休日及び夜間も連絡が可能である。また、デイサービスでは機能訓練指導員による機能回復改善プログラムが実施される。施設では同社が介護方針として掲げる「自立支援介護」が提供されることとなっている。この自立支援介護とは、同社顧問で国際医療福祉大学大学院の竹内孝仁教授が提唱する介護手法で、「水分摂取、栄養、自然排便、運動」の実践活動によって自身の体調を整え、活動性を向上させることで体力を回復し、意欲や活力を取り戻すことを基本精神とするものである。この方針に基づき、水分摂取、栄養管理、活動量などのデータ管理によって、歩行能力の維持・回復、自然な入浴・排便・食事などをサポートするとしている。

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