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三菱地所/JXホールディングス 大手町で新たな計画が着工

2013.02.25 15:55

 三菱地所(東京都千代区)とJXホールディングス(東京都千代田区)は20日、東京都千代田区大手町で共同ですすめていた「(仮称)大手町1―1計画A棟」の新築工事に着工した。
 竣工後にはJXグループの本社機能が入居するほか、三菱地所がオフィスビルとして賃貸を行う予定。また当計画は平成24年6月11日、三菱地所が隣接地ですすめる「(仮称)大手町1―1計画B棟」とともに都市計画決定を受けている。
 計画地は皇居の大手濠と接する水と緑の豊かな環境。隣接するB棟が地下鉄「大手町」駅に直結するなど利便性も高く、1フロアあたりの面積は約2750㎡と大手町エリア最大級のオフィス空間を確保している。環境ビジネスを行う企業向けには情報交換やラボラトリー機能、ショーケース機能をもった「ビジネス・エコシティ・センター」を設置。就業者の健康管理や交流なども目的とした「ランニングステーション」は、皇居周辺を走るランナー向けに様々なサービスを提供する。
 また皇居の濠に隣接する立地特性を生かし、計画地内に濠の浄化施設も整備。環境に配慮した外装や高効率設備の導入などにより、CASBEEはSランクを目指すとしている。
 災害時への対応としてはガス・重油双方に対応した発電機を配備し、敷地内には発電機を72時間以上運転できる量の重油を備蓄するほか、帰宅困難者用設備も整備する。
 計画は地上22階地下5階、敷地面積約6900㎡、延床面積約10万8000㎡で、平成27年11月中旬の竣工を予定している。

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