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三菱レイヨン・クリンスイ 最新浄水器から定期宅配サービスなどの新サービスを発表

2013.02.11 17:35

 浄水器・医療用水処理装置を販売する三菱レイヨン・クリンスイ(東京都千代田区)。家庭用浄水器の新サービスや長年培った浄水技術を軸に開始する新ビジネスの概要を、今月5日「東京国際フォーラム」にて行われた「クリンスイ2013発表会」で公開した。
 当日は、代表取締役社長の島田勝彦氏より、アジアや欧州で水の安全性への関心が高まっていることを受けて海外への浄水器の販売を強化する方針が発表された。
 さらに昨年11月より販売している「クリンスイ タンブラーTM804」についても言及。同製品はワンタッチ開閉機能と密閉性の高いキャップを搭載した携帯型浄水器で、外出先で本体に水道水を給水し、振るだけで残留塩素を除去できるという特徴がある。「浄水器は家庭内で使用するもの」というイメージから「さまざまなシーンで使用できるもの」に変えたいという同社の思いから開発されたという。
 また、発表会では取締役営業部長の池田宏樹氏から新サービスとして、浄水技術を用いて不純物を徹底除去したペットボトル飲料水「クリンスイ 超軟水 BTL2-20N」の定期宅配サービス「クリンスイ定期宅配水」を今月4日より開始したと発表。「クリンスイ 超軟水 BTL2-20N」は逆浸透膜(RO膜)を使用し、不純物を徹底的に取り除いた硬度ゼロの超軟水。谷川山系の天然水を磨き抜いた混じりけのない水質と、ペットボトル飲料水ならではの未開封時の保存性が特徴で、料理用や乳幼児向けの調乳水・離乳食用途として、また、万一の災害時の保存水用途としても活用できるという。東日本大震災を契機に、消費者の水に対する意識は著しく変化し、水に対する消費者のニーズは多様化している。同社では長年、安心して美味しく飲める水を提供することをテーマに、家庭用浄水器の開発に力を入れていたが、多様化する消費者のニーズに迅速に対応するべく、家庭用浄水器を補完するための製品としてペットボトル飲料水の発売を決めた。
 さらに、4月上旬には液晶画面を搭載したハイグレードな蛇口直結型浄水器CSPシリーズの新製品「クリンスイCSP701」の発売を予定している。池田氏は「今後もお客様のためによりよいサービス、よりよい製品を提供していきます」と話している。

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