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ビル代行/日本ビルサービス 統合による新会社設立で「お客様満足ナンバー1」企業を目指す 創業から60年で蓄積したノウハウを融合

2013.02.04 13:25

 総合ビルメンテナンスのビル代行(東京都中央区)と日本ビルサービス(東京都千代田区)は1日、2年後の平成27年4月1日をもって統合し、社名も新たに新会社を設立することを発表した。  
 ビル代行は昭和28年、日本ビルサービスは昭和27年と、日本のビルメンテナンス業界の黎明期に設立。平成17年に日本ビルサービスがビル代行のグループ企業となってから、両社は様々な分野で連携協力を行ってきた。今回両社は創業から60年にわたる歴史とノウハウを最大限に生かし、クライアントの更なる満足度向上を目的として統合による新会社の設立を決定した。両社の売上はビル代行が約173億円で日本ビルサービスが約187億円、従業員数はビル代行が約3200名で日本ビルサービスが約2000名となっており、統合後の新会社の売上規模は約360億円、傘下の子会社も含めた連結ベースでは売上高460億円、従業員数約8800名となり、関連会社のアトックス(東京都中央区)グループも含めれば全体の総売上高は707億円、従業員数1万800名となり、独立系のビルメンテナンス会社としては国内トップクラスの事業規模を誇る。
 両社によれば、新会社の設立にあたってはクライアントに対しての満足度調査の実施を予定しており、調査結果を分析した上で今後の事業展開等に役立てるとのこと。また、社員の創造性・能力開発の促進、戦略的な人材の育成・教育の実施、そして新たな事業療育に積極的に挑戦することで将来的な同社の基幹事業の一つとして育てることを目指すという。新会社の社名については外部のコンサルタントのアドバイスや社員アンケートを行った上で検討し決定するとともに、新会社グループの総合力を最大限発揮できるグループ体制の強化が図られる。

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