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URELベースボールリーグ 野球リーグ始動、熱闘中!

2012.07.02 17:14

 大学不動産連盟(UREL)に加盟する六つの大学OB会野球チームが今年からリーグを結成。5月にリーグ戦を開始した。
 その六つの大学OB会は、不動産駿台会(明治大)、橙法会(法政大)、セントポール生活文化研究(SB)会(立教大)、不動産建設桜門会(日本大、不動産稲門会(早稲田大)、不動産三田会(慶応義塾大)。
 平成21年に駿台会が野球部を立ち上げて以来、徐々に各大学OB会の野球部設立が続いた。URELでのリーグ立ち上げの準備と並行して今年2月までに6大学の野球部が集い、3月7日に発足式を開催する運びとなった。
 5月9日に港区営麻布球場で予定されていた橙法会―桜門会の開幕戦は、あいにくの雨のため中止となり、5月16日に同球場で行われた橙法会―駿台会が事実上の開幕戦となった。
 結果は1―14と駿台会の圧勝だったが、実行委員の吉田伸成氏(駿台会)は「私たちの目的は、勝つことではありません」と話す。
 各チームのメンバーは、野球歴や年齢も実にさまざま。マネージャーのみならず選手にも女性が在籍するチームも。
 「このリーグの野球チームは『野球をやりたい』という意思がある不動産関係者の方なら誰でも参加することができますし、全員に試合に出場するチャンスがあります。一方かつて厳しい環境で野球を経験していた方もいますが、『今が一番楽しい』といってプレーしています。」(吉田氏)
 「野球」と「母校」という共通項で集った仲間やリーグの対戦相手は、新たな人間関係を築くきっかけとなっている。それに派生してビジネスが成約したケースもあるし、大本の各大学の不動産OB会の活性化にもつながっているという。6月に行われたUREL総会には、各チームのメンバーたちが、母校のユニフォームを模した「自分たちのユニフォーム」を着用して参加した。
 リーグは7試合を消化して、現在SB会と駿台会が2勝で首位に並ぶ。中盤戦に突入し、対戦を重ねるごとに、試合も新たな人との出会いも、熱を帯びてくる様相だ。

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