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古河機械金属/ほか 「(仮称)室町東地区開発計画2-3街区」が着工

2011.11.21 15:11

オフィス・商業・住宅などで構成 外観デザインは周辺との調和を意識
 古河機械金属(東京都千代田区)、にんべん(東京都中央区)、日物(東京都中央区)、細井化学工業(東京都中央区)、三井不動産(東京都中央区)他は15日、オフィス・商業施設・シネマコンプレックス・賃貸住宅からなる複合施設「(仮称)室町東地区開発計画2―3街区」を着工したと発表した。同物件は平成22年10月にオープンした「室町東三井ビルディング」に次ぐ、室町東地区開発計画の第2期となる。
同物件の敷地面積は約3723㎡で、建物規模は地上22階地下4階、延床面積は約6万3000㎡である。賃貸面積の内訳は、地下1階から地上2階の商業施設が約2700㎡、地上2階から6階のシネマコンプレックスが約6200㎡、地上7階から17階のオフィスが約1万9600㎡、地上18階から21階の賃貸住宅が約4700㎡となっている。施設は新しく整備される地下歩道を介して、東京メトロ銀座線・半蔵門線「三越前」駅に直結。隣接する「COREDO室町」とも2階の連絡ブリッジで接続される。外観デザインは、中央通りと同様に低層部の高さ約100尺(約31m)ラインを踏襲し、三井本館や日本橋三越本店といった歴史的建造物のある江戸桜通り側ファサードとの調和が意識されている。また、シネマコンプレックス部分には、西洋建築で見られるロッジア(大窓回廊)をデザインモチーフに採用。高層部はガラスと金属を用いたファサードとしており、圧迫感を与えないように配慮がなされている。

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