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日本通運/ほか 「さっぽろ」駅直結の「日通札幌ビル」竣工

2011.10.24 12:01

良好な交通アクセスと高いスペック 環境性能評価Aランクを取得
 日本通運(東京都港区)が事業主として開発業務を行い、三菱地所(東京都千代田区)がテナントリーシングを含めプロジェクトマネジメント支援を行って建設が進められてきた「日通札幌ビル」が、14日に竣工した。同物件は日本通運が所有する複合賃貸ビルの旧「札幌ライラックビル」跡地に地上11階地下2階、延床面積約1万200㎡の、オフィスを中心としたビルを建設したもので、オフィステナント12社のほか、クリニックや物販店舗の入居が決定し、満室での開業となった。
 物件は札幌市営地下鉄南北線・東豊線「さっぽろ」駅と地下で直結、平成23年3月に開通した「駅前通地下歩行空間」により地下鉄東西線「大通」駅からも地下アクセスが可能となるなど、交通利便性に優れている。ビルスペックとしては、基準階天井高2・8m、最新の非接触型ICカードキーシステムを導入したセキュリティや、札幌市建築物環境配慮制度による環境性能評価Aランクを取得するなど、札幌市内でも屈指の高機能オフィスビルとなっている。両社の発表では、日本通運は今後の社有不動産を有効に活用することで不動産事業の更なる強化を図り、三菱地所グループはグループの総合力を生かし、各企業のCRE戦略に対するサポートを展開するとしている。

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