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オリックス グループの大阪新本社ビルが完成 拠点を統合し組織を超えた連携図る

2011.05.23 17:53

CASBEEのSランク認証を取得
 オリックス(東京都港区)は、今年3月に完成した「オリックス本町ビル」を、大阪地区の新たなグループ拠点とするため、オリックス大阪本社を大阪市北区から移転するとともに、同地区のグループ拠点を統合すると発表した。今回の移転・統合は、部門・組織を超えた連携強化によるグループシナジーの最大化を図り、一体となってグループ経営をさらに推進していくことで、顧客の多様なニーズに応え地域・社会に大きく貢献することを目的としている。
 「オリックス本町ビル」は、地上29階地下3階建てで、大阪市営地下鉄「本町」駅より徒歩1分に位置している。また、同ビルの土地面積は2694・91㎡、延床面積は4万1555・80㎡となっている。オリックスグループは16階から27階の12フロアを使用し、グループ14社、総人員約1100名が入居する。
 ビルは既存躯体の再利用をはじめ、外構部や屋上への高木緑化、太陽光発電、LEDなどの長寿命照明、自然光利用や水資源の再利用、BEMS(ビル・エネルギー管理システム)など、建設段階から運用段階に至るまで省エネ・省CO2に貢献できる様々な環境負荷低減技術を採用し、建築物の環境総合性能評価システム(CASBEE)で最高ランクのSランク認証を取得している。また、一部の技術は環境省のクールシティ中枢街区パイロット事業にも認定されている。さらに、同ビルは安全なビジネス環境維持へ配慮した先進の建築テクノロジーとして、免震構造を採用。水没リスクを避けるため、受変電設備や非常用電源設備などを3階に設置している。

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