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中日新聞社 「品川フロントビル」が30日に竣工 豊田通商・オムロンなどが入居を予定 飲食・物販店舗は来月グランドオープン

2010.11.15 10:23

 中日新聞社(名古屋市中区)は、港区港南二丁目で建設を進めてきた「品川フロントビル(品川開発計画)」について、30日に竣工すると発表した。飲食・物販店舗については12月10日にグランドオープンとなる。
 この計画は昭和40年以来、東京新聞・東京中日スポーツの発行拠点であった同社東京本社跡地に、地上19階地下3階塔屋2階、敷地面積7498㎡、延床面積約7万2600㎡のオフィス中心のビルを建設するプロジェクトである。品川は平成15年に東海道新幹線が発着するようになり、17年後の開通を目指しているリニア中央新幹線の基点駅にも設定されている。また、国際線ターミナルが開業した羽田空港にも近く、オフィスエリアとしての更なる発展が期待されている。ビルはJR「品川」駅港南口から徒歩3分の駅前に位置し、東京湾ウォーターフロントにも近いことなどから「品川フロントビル」と命名された。基準階には天井高3m、700坪を超える無柱のオフィス空間を確保したほか、基礎免震構造を採用するなど、オフィスビルとして高いスペックを備えている。また、施設内には保育施設なども入居し、地域への貢献も目指している。
 同ビルには豊田通商(名古屋市中村区)、オムロン(京都市下京区)、ネクスト(東京都中央区)の3社のほか、飲食店舗11店、物販店舗1店が入居予定となっており、ほぼ満室での稼働となる。なお、同ビルの開発にあたっては、三菱地所(東京都千代田区)がテナントリーシングを含め、全面的なプロジェクトマネジメント支援を行っている。

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