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森ビル 自社オフィスにおける執務環境改善実験の結果報告 照度半減で消費電力43%削減に成功

2010.09.20 17:07

 森ビル(東京都港区)では昨年9月に自社オフィスの一部を改装し、同社社員が実験台となってより良いオフィスのあり方を探る「MORI WORKING LAB」を開設している。開設から約1年が経過した9日、同社は第1フェーズの結果ならびに次なる取り組みについて報告している。
 これによると、第1フェーズでは消費電力の大幅削減やスタッフ間のコミュニケーション活性化などの効果がえられているとのことである。具体的には、執務室内照明の照度を従来の700ルクスから半分の350ルクスに設定し、「窓際に管理職責を配する」という常識を覆したレイアウトで外光を取り入れ明るさを確保。消費電力の43%削減に成功している。
 年内に実施が予定されている第2フェーズはテーマを「組織の生産性を高めるオフィスの追求」に設定。「チーム単位での座席選択方式」や「生体リズムを考慮した照明の導入」などにより、組織の生産性向上を図る理想のオフィスをさらに追及するとしている。

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