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三井住友建設 熱負荷などをPCでシミュレーション

2010.07.26 13:38

 三井住友建設(東京都中央区)は22日、温暖化対策や都市のヒートアイランド対策といった周辺環境の改善を求める声に応えるため、様々な角度から温暖化対策の実効性を判断するための周辺環境エンジニアリングツール「Cooling Together」の開発・実用化を発表した。
 このツールは(1)風環境シミュレーション、(2)熱環境シミュレーション、(3)総合的環境性能評価(CASBEE-HI)、(4)機能性建材データベースにより構成されたものである。これにより、従来まで困難であった温暖化対策の効果について、数値化・見える化の実現が可能になっている。具体的には、外壁面、地盤面などの建築材料や建物の配棟計画による温暖化対策の効果を、コンピュータシミュレーションを用いて数値化・見える化を行う。建物・地盤面の表面温度ならびに熱負荷の予測、風の道の検討、総合的かつ相対的な環境性能評価を行うことにより、最適な温暖化対策技術の策定が可能となるとのことである。

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