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大成建設/東光電気 照明・空調を自動制御し快適性保つシステム

2010.07.26 13:37

 大成建設(東京都新宿区)と東光電気(東京都千代田区)は22日、共同開発した「次世代型人検知センサ」を利用し、人の在席状況に応じてゾーン単位で空調及び照明を自動制御し、快適性を保ちながらエネルギー消費を最小化する自動環境制御システム「TーZone Saver」の開発、東光電気社屋での運用開始を発表した。
 このシステムは、空調設備においては在席率に応じた外気量抑制を行って負荷を低減。中央熱源方式の空調システムはもとより、多くのオフィスで利用されているヒートポンプを使ったビル用マルチエアコン方式に同システムを導入することで、更なる省エネ効果が期待できる。また、照明設備においては、在席ゾーンに必要な照度を提供し、隣接した不在ゾーンでは照度を低く制御。一定距離を置いた不在ゾーンは消灯するなどの緻密な制御を行うことで、快適性と照明負荷の低減を両立させる。
 両社によれば、今回実用化した技術は新築・リニューアルを問わず導入可能で、オフィスのほかにも病院や生産施設への適用も見込まれているとのこと。さらに、エリア内の在席状況をリアルタイムでモニタリングできる機能をセキュリティや防災面に活用するなど、多用途への展開を図る予定である。

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