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三井不動産 「三井住友銀行本店ビルディング」が竣工 同社オフィスビルで初となる「光ダクト」採用

2010.07.05 16:10

 三井不動産(東京都中央区)が千代田区丸の内一丁目において推進してきたオフィスビル開発計画「三井住友銀行本店ビルディング」が、1日に竣工した。
 物件は東京メトロ「大手町」駅に直結、ビジネスの拠点として優れたロケーションを誇る。建物の規模は地上23階地下4階塔屋2階、敷地面積は5430・03㎡、延床面積は8万47・25㎡である。
 外装デザインは重厚感のある割肌の天然石と、現代的でシャープなイメージを持つガラス・金属の素材を組み合わせることにより、風格と先進性を表現。さらに、方位と日射の関係を計算して配置した垂直柱と水平ルーバーは、室内への直射日光の進入を緩和し、空調負荷の低減に寄与するなど、「デザインと機能の融合」が意識されている。
 この他、同社のオフィスビルでは初めての採用となる「光ダクト」、太陽光発電・屋上緑化など、環境に配慮した設備・設計を導入しており、CO2排出量は東京都のテナントビルの平均より想定で30%減となる。

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