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鹿島 環境震動の予測評価法を開発 あらゆるパターンの震動問題に対応

2010.05.03 11:27

 鹿島(東京都港区)は、外部からの環境振動の建物内への影響を、より精度よく評価するために、振動源から地盤・基礎・建物までを一体モデルとして解析できる予測評価法を開発した。これにより、あらゆるパターンの振動問題に対して、簡易から詳細までの予測評価法が整備され、振動測定技術とこれまで培った豊富な対策技術とあわせて、振動に対する合理的な設計が可能となる。
 従来は地盤・基礎モデルの応答と建物モデルの応答を別々に求めていたが、今回、同社では地盤・基礎・建物を一体としてモデル化し、3次元解析で求める予測評価法を開発した。これは、耐震安全性の評価で実績のある地盤・基礎・建物一体解析手法をベースとして、環境振動分野向けに新規に開発したものである。

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