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鹿島建設 耐震壁に対応する目地工法開発

2009.08.24 17:23

 鹿島建設(東京都港区)は、鉄筋コンクリート構造物の収縮ひび割れを誘発する目地工法「KCJW工法」を開発した。
 コンクリートのひび割れは美観上の問題だけではなく、漏水を引き起こしたり内部の鉄筋のサビを早めるなど、建築物の機能や耐久性に支障をきたす原因となる。そこで、一定間隔に台形上の目地を設け、その目地部に乾燥収縮ひずみを集中させてひび割れを誘発させる工法が一般的となっている。
 KCJW工法はコンクリート表面に10~20mm程度の切れ込みを入れたノッチ目地と、内蔵プレス鋼板を併用して行われるもので、従来よりも目地幅が小さくなる上、台形目地の3分の2の深さで同等のひび割れ誘発効果が得られることになる。

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