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森ビル 「永田町山王森ビル」が上棟 制震構造・3段階のセキュリティシステム導入

2009.08.10 10:35

 森ビル(東京都港区)が千代田区永田町にて推進してきた「永田町山王森ビル」が7月29日に上棟した。
 同ビルは延床面積5180㎡、敷地面積949・52㎡、地上8階建てのオフィスビルで、東京ビジネスエリアの中枢である赤坂・永田町エリアに位置し、東京メトロ南北線・千代田線など6路線が集結。「溜池山王」駅、「国会議事堂前」駅から徒歩2分の利便性を有している。
 基準階貸室の天井高は3m、1階はショールームにも活用できるよう天井高が5mとなっている。同ビルは制振装置(アンボンドブレース、制振間柱)をバランスよく配置することで、建物の変形を通常よりも20%程度低減し、大地震時における建物の損傷を抑える制振構造を採用している。また、建物出入り口とエレベーター内、オフィス出入り口扉に非接触型ICカードを用いた3段階のセキュリティシステムを採用。安全かつスムーズな入退室を実現し、関係者以外の侵入を防ぐ。
 建物屋上にはルーフガーデンを設け、植栽を配置。これにより、ビルに隣接する日枝神社へと緑がつながり、オフィスワーカーのためのリフレッシュ空間を確保しつつ、都心のヒートアイランド対策にも貢献する。

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