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パナソニック電工 汐留ミュージアムでヴォーリズ作品展示 原寸大模型展示で理想の住空間体験

2009.02.23 11:57

 パナソニック電工(大阪府門真市)の企業ミュージアムである、パナソニック電工汐留ミュージアムは「ウィリアム・メレルヴォーリズ 恵の場所をつくる」展を4月4日から6月21日までの期間で開催する。
 ウィリアム・メレル・ヴォーリズは、日本近代建築史において独特の存在感を放つ建築家で、英語教師を務める一方で建築化・実業家として活躍した人物であり、ミッションスクールや教会、商業施設から個人住宅まで多岐にわたる作品を残している。
 この展示会では、今もなお日本に多くの愛好者をもつヴォーリズによる建築の魅力を、貴重なオリジナルの図面や写真、映像で鑑賞できる。  見どころのひとつは、ヴォーリズ夫妻が毎夏を過ごした軽井沢の浮田山荘の、ウォークインの原寸大模型で、この展示を通して、ヴォーリズが目指した「理想の住空間」を探るとしている。
 この浮田山荘は、粗末な家を意味する「九尺二間」とも別称された軽井沢にあるヴォーリズ家の別荘(現在の家主は洋画家・浮田克躬氏夫人)。竣工翌年にヴォーリズが出版した「吾家の設計」において、「最小限の住宅設計」と題して紹介されている。
 期間中の休館日は毎週月曜日で、開館時間は午前10時から午後6時まで。入館料は一般500円となっている。
 なお、会場内にはこのほかにも合計42のさまざまなヴォーリズの作品が展示される。

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