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勝どき一丁目地区プロジェクト 勝どき一丁目地区が民間都市再生整備事業に 東京建物はじめ5社が主体となり推進

2008.10.06 18:13

 国土交通省は、「勝どき一丁目地区プロジェクト」を、民間都市再生整備事業計画に認定した。整備事業区域は中央区勝どき一丁目周辺の5034・10㎡。地上45階建て、延床面積5万4381・56㎡の賃貸住宅を中心に街区整備が行われる。
 この「勝どき一丁目地区プロジェクト」は、東京都都市整備局が民間企業のノウハウを活用して街づくりを進めるというもの。
 定期借地権制度を活用し、優良な複合開発のノウハウを有する民間事業者を公募・選定し、その結果、東京建物、イヌイ建物、東急建設、梓設計、東京建物アメニティポートが構成員として、事業主体となる「かちどきGROWTHTOWN」が設立された。
 同事業は、隅田川に程近い都営住宅跡地に、その水辺環境を活かした大規模開発を行うというもの。子育て世帯向けに相場賃料よりも安い賃料の賃貸住宅を整備するほか、生活利便施設として子育て支援施設の整備、クリニックモールを含む生活関連施設の誘致等が計画されている。
 また、総合設計制度を活用して公開空地を確保しており、歩道上空地の整備や晴海通りから月島川・隅田川へと結ぶ親水性のある歩行者ネットワークの整備も計画されている。
 同事業は、勝どき地区の住環境関連整備を図り、「子育て世帯をはじめとした地域住民が安心して快適に暮らせる、活気と賑わいにあふれた複合市街地の形成」を目的としている。

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