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テーオーシー 五反田(新)TOCビル開発案が始動 五反田の流通・情報交流拠点が一新

2008.09.22 17:50

 テーオーシー(東京都品川区)は、現在「五反田(新)TOCビル」の開発事業計画について検討を進めており、現在五反田に立地する「TOCビル」建替えを含め、その具体化に向けて、品川区ならびに東京都と協議を進めていくと発表した。今後、同社は東京都と協議を行い、東京都へ環境アセス調査計画書を提出し、都市計画審議会での審議、都市計画決定などの手続きを経て、計画の具体的な推進に取り組んでいく。
 現在も稼働中の五反田「TOCビル」は、地上13階地下3階建て、延床面積は17万4013・32㎡。昭和45年に国内最大の流通ビル「東京卸売りセンター」として開業以来、業務拠点・情報交流拠点として広く活用されてきた。これまでにもビルの安全性・機能性を向上させるためにリニューアルを重ねてきたが、全面建替えを実施することにより、耐震機能など安全性の向上、機能性の向上、地球環境への負荷の軽減などを図るとともに、将来的な建物維持管理コストの抑制につとめていく。
 開発にあたっては、高度利用地区等の都市計画手法を活用し、流通商業機能の強化と、高層化された良質なオフィス空間の提供実現を目指す。今後の予定として、現在の収益力を維持しつつ段階的に開発を行っていく方向。「五反田(新)TOCビル」事業計画が一部稼働した時点で、既存のTOCビルの建替え工事に着手する計画で、事業全体の完了までに今後10年程度の期間を見込んでいる。

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