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森ビル 虎ノ門・六本木の大規模開発 都知事の認可を受け本格始動

2008.07.21 15:54

 森ビル(東京都港区)が参加組合員として参画している「虎ノ門・六本木地区第一種市街地再開発事業」は、今月11日、市街地再開発組合の設立について東京都知事の認可を受けた事を発表した。
同事業の対象地区は港区虎ノ門5丁目4番から六本木1丁目9番までを含む約2・0ヘクタールで、地下鉄日比谷線「神谷町」駅や南北線「六本木一丁目」駅などがある
 もともと、同エリアは各国の大使館が集中しており、アークヒルズや泉ガーデンなどの計画的な街づくりが進められてきた。また、このエリアは平成20年4月に政府の地域活性化統合本部より「金融拠点機能強化を先行させる地域」にも位置づけられており、経済的にも重要な場所になっていた。
 同事業のコンセプトは「緑の生活都心」。屋上緑化のみならず、敷地内には池なども配置して生物の多様性を確保できるようにするという。また、CASBEEのSランクの取得も検討中とされている。

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