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東武鉄道/日本大学「下板橋」駅上空に新施設開発医療・福祉中心のまちづくり 国内初の駅上大学病院に

2008.05.26 17:27

 東武鉄道(東京都墨田区)と日本大学(東京都千代田区)は、東武東上線「下板橋」駅の構内において、大学病院を中心に、医療をテーマとした新しい街づくりの実現にむけ、事業化の検討を行うことを発表した。
 同社・同大学は、交通インフラ、高度医療機関、ウェルネス施設等が複合し、人に優しく利便性の高い高度医療福祉拠点「メディカル・トラポリス」を実現することによって、地域の人々に安心・快適で豊かな健康生活を提供し、地域社会に貢献していくとしている。
トラポリスとは、電車が走行する上部空間を、住宅・事務所・各種公共施設設置等、多目的に利用するまちづくりを意味する。今回の計画は、医療・福祉を核とした街づくりを目指すことから、「メディカル・トラポリス」と名づけられている。計画地は、「下板橋」駅構内を含む、約4万の東武鉄道所有地。「下板橋」駅の駅舎およびホームを西方に移転し、駅上空と周辺部を一体的に活用、東武鉄道が医療をテーマとした街づくりを行い、病院施設部分を日本大学が大学病院として利用するものである。
 病院施設はベッド数1000床規模で、実現すれば駅上の病院としては国内最大規模、駅上の大学病院は国内初となる。

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