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住友電気工業 高速同軸モデムを開発ホテル東横インに納入

2008.02.25 17:02

 住友電気工業(大阪市中央区)と住友商事マシネックス(東京都中央区)は、ホテル向けインターネットサービス用途としては日本で初めて高速電力線通信技術を応用した高速同軸モデム「ACLCシリーズ」を開発。東横イン(東京都大田区)から受注し、「東横イン成田空港」に納入した。
 ACLCシリーズは、既設のテレビ共聴用同軸ケーブルを用いて最大200Mbpsの高速ネットワーク環境の構築を可能とする高速同軸モデムである。
 高速同軸モデムの線路として用いる同軸ケーブルは、高速電力線通信の線路として用いる電力線と比べ、反射や伝送損失などの線路品質が格段に高く、また、電磁波をシールドしているため、不要放射による外部への影響もなく外部ノイズの影響も受けにくい特長を有している。そのため、新たにLANを配線する事が困難な場合も、テレビ共聴用同軸ケーブルがあれば、手軽かつ高速で安定したネットワーク環境が構築できるという。

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