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ムーディーズジャパン 大手不動産会社はポジティブとコメント 不確定要素があるも良好な国内景気が後押し

2008.01.14 11:51

 ムーディーズ・インベスターズ・サービスは、日本の大手不動産会社に対する格付け見通しを、最大手3社がポジティブ、他の不動産会社が安定的とした。国内分譲住宅市場や不動産ファンド市場において、いくつかの不確定要素が出ており、業界全体の収益環境については注意深く見ているとレポート。しかし、最大手3社は主力の賃貸オフィス市場を中心に収益力を強化し、競争優位性を生かして地位をさらに強化していく可能性があるとも見ている。
 各企業の主要収入源である賃貸オフィス市場は、良好な国内景気を背景に収益力をさらに強化していくと予想する一方で、最近の投資拡大で有利子負債残高が増加傾向に転じていることも指摘。しかし、資本構成はおおむね横ばいで推移するであろうと見ている。
 日本最大手3社は、三菱地所(Aa3)、三井不動産(A2)、住友不動産(Baa2)。他の格付け対象は、NTT都市開発(Aa3)、ヒューリック(A3)、興和不動産(Baa2)である。

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