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京阪百貨店 賃貸面積約1万3000㎡に出店 京阪グループの流通業強化・多店舗化の一環

2007.11.26 17:22

 京阪グループの京阪百貨店(大阪市守口市)が11月19日、大川創業(大阪府大東市)とかねてより協議を行っていたJR学研都市線「住道」駅前の「ポップタウン住道オペラパークショッピングセンター(仮称)」への出店を前提とした基本合意書を締結したことを発表した。
 店舗名称は「京阪百貨店住道店(仮称)」、出店場所は1階~3階の各フロアーの一部。賃貸借面積は約1万3000㎡、営業面積は約1万㎡だ。総投資額は約24億円、平成22年秋に開業予定だ。初年度の売り上げ目標は約70億円とみる。
 京阪百貨店が入居する予定のショッピングセンターは敷地面積約3万3000㎡、地上6階地下1階建てで延床面積は約7万㎡。一部、平成20年春に開業する予定。
 京阪百貨店は地域密着型の「郊外型百貨店」として京阪沿線を中心とした店舗展開を行ってきた。今回出店に合意にした住道店(仮称)は、ニューファミリー層をターゲットとしたライフスタイル提案型の売り場作りを目指す。
 今回の出店は同社にとっては京阪沿線外への初出店となる。京阪グループは経営ビジョン「選ばれる京阪への挑戦」において、流通業の強化と京阪エリアの拡大を目指しており、今回の出店は多店舗化戦略の第一弾でもある。

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