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日本免震構造協会 日本の免震構造建築を振り返る 実地震での免震効果を発表

2007.09.17 17:14

 日本免震構造協会(東京都渋谷区)は今月7日、「第12回免震フォーラム」を開催した。
 今年は国内の免震建築第1号が千葉県八千代台に建設されて25年目ということもあり、「原点に立ち戻って免震建築を再考する」がテーマとなっている。
冒頭で、同協会会長の西川孝夫氏は「地震から建物を守っていくために、免震構造の普及に努力してまいります。皆様のご協力をお願いいたします」と挨拶した。
 講演では、三菱地所設計の溜正俊氏が、実際に平成16年の新潟県中越地震に被災した免震建物の被害データに基づく、免震構造建築の有効性について発表した。
 その後は、今回のフォーラムの講師を務めた4人に、大手ゼネコンの担当者や大学の講師などを加えてパネルディスカッションが行われ、将来に向けての様々な議題に対して、議論が交わされた。

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