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日本政策投資銀行 MOTHER’SAUCTIONを担保にシンジケート・ローン組成 認知度とシステム収益を評価 6行参加し融資価格は30億円

2007.09.17 17:13

 日本政策投資銀行は、アイディーユー(大阪市北区、以下IDU)に対し、同社が運営するホームページ「MOTHERS‘SAUCTION」担保を活用したシンジケート・ローンを組成した。
 アレンジャーは日本政策投資銀行、参加金融機関は同行の他5行。期間を4年とし、同社に対し30億円の融資を行う。ホームページを担保とした融資は過去数件行っているが、シンジケート・ローンは同行初のケースとなる。
 IDUは平成12年に、国内初の不動産インターネットオークション「MOTHERS‘SAUCTION」を開催し、以降着実に取引量・利用者を拡大し、国内最大級の不動産インターネットオークションを企画・運営する企業として急成長を遂げている。
 取引きの透明性と付随サービスの高さから信用力が抜群に高いという背景と将来性、そしてホームページが生み出す収益に着目。同オークションの登録商標、ドメイン名、システムを担保とし、会社のブランド名とそこから生み出される収益を総合して30億円の融資価値があると判断した。
 同行は、政策機関としてコストを度外視して新規事業を民間に広げていく役割も担っており、オークションが生み出す収益を評価すると同時に、今後の更なる不動産インターネットオークション事業の発展を促進することを目的とし、今回の組成に至った。
 「同行では平成11年より、知的財産権担保融資を開始しておりますが、特許を担保とする取り方は民間ではまだまだ普及していません。今回シンジケート・ローンを組成したのは、他の銀行と一緒に協調融資を行い、そのノウハウを伝えていく意味も持ちます」(長岡氏)

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