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<新ビル建設>ナリマック 「ナリマックビル(仮称)」計画に着手 所有地と隣地一体化 オフィスビルを開発

2007.04.23 11:10

 名古路紙業のグループ会社で、不動産部門を担っているナリマック(東京都千代田区)は、神田錦町2丁目に地上8階建て高さ31・65m、延床面積2578・57㎡の「ナリマックビル(仮称)」を建設する。
 現在、名古路パーキングビルを解体中で、隣接する第一大塚ビルも取得し、解体している。一体化させたことで敷地面積330㎡を獲得した。容積率は600%で、白を基調とした清潔感のあるオフィスビルになる予定だ。
 「本来ならば、容積率はあと100%増し、高さは40mまで建てられます。しかし、9階以上は住宅にしなければならないとのことで、もったいないとは思いましたが8階までに抑えてオフィスビルにしました」と係長の松本仁氏は言う。
 東西線「竹橋」駅から徒歩5分ほどの神田錦町2丁目は、大通りに出れば、大型ビルが群立しているが、通りを1本入ると中小規模のビルが建ち並ぶ静かな街だ。
 近年、周囲のオフィスビルも空室率がかなり下がっているとのことで、同氏は「2008年6月の竣工ですが、今の景況が続いてくれれば、賃料も期待できるのではないかと考えています」と展望を語っている。

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