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<企業戦略トップに聞く>シグマ・ゲイン 商業地からリゾート用地まで積極取得 業態を変更して2期目に黒字転換

2006.11.27 17:43

ー業態を転換したそうですが。
大月 当社は家電量販事業を営んでおりましたが、経常的に赤字を計上し続けていました。この事業を継続しても黒字体質になることは極めて難しいと判断し、不動産事業を含めた新規事業に業態転換をしました。業態を転換し2期目を迎えますが、今期より黒字転換を果たしました。
ー不動産事業の特徴は。
大月 当社には私が本部長を務めます不動産事業本部の他に、経営戦略支援事業本部、投資事業本部があり、また当社を取り巻く子会社が存在し、グループを形成しております。当社グループの高い情報収集力により、企業債務整理、M&A及び相続で処理が求められる管理財産案件をいち早く探索し、同物件の査定、購入、調整及び売却等のソリューションを各分野の専門家と協議・分析の上、早期に提案し、質・角度の高い投資を実現しております。
ー先日はM&Aで六本木の貸ビル会社を取得されましたがこれも再生がらみの案件ですか。
大月 これは、今後発生するであろう諸問題を解決するための相談の中で、効率的な取得手法を検討し、先ほど説明した当社の総合力(社内会計士及び顧問弁護士など)で市場・物件・会社分析を行い、M&Aを実施致しました。同社は六本木3丁目の外苑東通り沿いにビルを所有しています。
ー銀座8丁目の並木通りに近い交差点に開発用地を保有していますが。
大月 敷地面積約21坪ですが、開発プランを作成し、10階建のビルを建設することが可能です。今後、個人投資家および実需売却を検討中です。また、商業地の他にも、葉山や青森県、広島県・宮島などでリゾート開発用地を取得しております。今後も権利関係の複雑な開発用地や既存物件などを当社の総合力を駆使し、リスク分析の上積極的に取得していきます。 

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