週刊ビル経営・今週の注目記事

毎週月曜日更新

不動産業界往来

2006.09.04 16:13

■リプラス、投資顧問業を目的とした子会社設立
 リプラス(東京都千代田区)は、投資顧問業を目的とする子会社、「リプラス・アセットマネジメント」を設立すると発表した。同社は、資金運用支援におけるポジションの確立を目指し、アセットマネジメント事業の枠組み構築を進めてきた。平成17年11月には既稼働物件もしくは竣工直後の物件を取得し、補修などの必要なメンテナンス、リーシングなどを行い、REIT適格物件へと仕上げるリプラス・レジデンシャル・ウェアハウジングファンドを設定。平成18年秋には、再生・開発型投資の効率化と促進を図るため、遊休不動産、ディストレス不動産、土地を対象とした全国の不動産を取得し、再生、大規模改修や新築工事を行い新たなファンドの運用を開始する予定だ。今後は、同子会社で、ファンドの機動的な運用を行い、投資顧問業として登録申請を行う。

■サンフロンティア不動産、連結子会社を清算
 サンフロンティア不動産(東京都中央区)は、同社の連結子会社、大成ビル(東京都港区)を解散すると発表した。サンフロンティア不動産は、不動産再生事業の一環として、平成18年2月28日に大成ビルが保有するビルの再生・活性化を目的に同社を取得し、再生事業に取り組んできた。これらのビル再生・活性化が完了し今月中にも売却できる見込みとなり、当該子会社における事業が完了することから解散することになった。なお、決算決了は11月頃を予定している。

■シンプレクス、子会社設立で投資機会を拡大
 シンプレクス(東京都千代田区)は、子会社であるエスアイエイ・ソリューションズ(東京都千代田区)を設立する。同子会社では、不動産投資機会の多様化に対応するために、機動的かつ効果的な資金投下が重要になっている中、機動性を確保し、競売案件等多様な資産に投資を行い、バリューアップを狙っていくという。なお、営業開始予定は11月となっている。

■上毛、所属業種を「金融・不動産」に変更
 上毛(群馬県前橋市)では、これまで「製造業・繊維製品」に分類されていた所属業種を「不動産業」に変更すると発表した。これは、直前2期の売上げ構成に基づき、証券コード協議会が決定したもの。平成15年より新規事業に取り組んできた同社の売上げが全社売上げの約9割となっていることが、商業変更の理由だ。変更予定日は10月2日。

■原弘産、シニア事業部門拡大図り企業買収
 原弘産(福岡県下関市)は、介護付有料老人ホームレーベック芦花公園(東京都世田谷区、平成17年10月開業、総居室数56室)を運営・管理するレーベック(東京都世田谷区)の株式を90%取得し、同社の子会社、原弘産ライフサービス(東京都中央区)が運営・管理する、介護付有料老人ホーム「ウェルフェア・ステイ西尾久」(東京都荒川区、平成18年11月開業予定)の開業に向けてのノウハウの提供等を受ける、シニア事業部門の業務拡充を図ることが目的だ。

PAGE TOPへ