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<不動産の新形態>パレックス パーキングビジネスに注力平均利回り6~7%も可能 資産規模拡大後J-REITへの移行も視野

2006.07.10 12:01

 不動産・金融サービス事業を手掛けるパレックス(旧東京リート・東京都千代田区)。東京リート投信(現グロースリート・アドバイザーズ)を設立し、独立系初の不動産投資信託委託行の認可を取得するなど、証券化ビジネスの専門家集団だ。
 その同社が現在注力しているのが、パーキングソリューションである。
 変形土地、日陰地など扱いにくい土地でも、適正な設計とプライシングを行ったコインパーキングを展開することで、収益を最大化できるのが同社最大の強みだ。
 同社専務取締役の佐竹右行氏は同事業について次のように語る。
 「オフィスビルやマンションに比べ、短期間で事業化可能で、投下資本も少なくてすむことが最大のメリットです。また、利回りが低下傾向にあるビル・マンションに対し、6~7%の利回りが確保でき、さらには10~20坪から証券化可能なことも強みです」
 6月1日より改正道路交通法が施行され、地域によっては常時満車状態ともなっているコインパーキング。そうした状況も追い風となり、土地所有者に一括借上の提案、また売却希望の場合は、土地取得後、コインパーキングにすることで、同社は着実に収益を拡大中。現在、東京23区内を中心に約20ヶ所展開し、その資産規模は約30億円となっている。今後、資産規模を拡大した後、証券化を進め、将来的にはJ-REITへの移行も視野に入れている。

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