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大阪市 東京にて大阪駅北地区などPR 大阪市に進出する大学や外資系企業を支援

2006.07.10 12:02

 大阪市都市再生・プロモーション本部は、大阪駅北地区(北ヤード)を中心とした大阪再生の現状と未来について発表する「大阪市都市再生フォーラム」を、ホテルニューオータニ東京にて今月6日に開催した。
 「創造的人材の集まる都市・大阪の実現」と題した講演で、大阪市長の關淳一氏は、平成14年に廃止した「工場等制限法」を廃止したことで、企業の生産拠点をはじめ、同時に制限されていた大学が大阪市に戻ってきたと発表。大阪駅北地区Bブロックに予定しているナレッジキャピタルゾーンには、ロボット産業など知的産業の集積を目指したいと語った。
 また、大阪市計画調整局長の箕田幹氏は、北ヤードなど、一連の開発によって増加するビルの供給床を消化できるように、アジアをはじめとする外資系企業誘致を強く行い、ナレッジキャピタルゾーンと連携することも期待して、平成18年から大阪都心部に進出する大学などに助成制度を設置していることなどを解説した。
 大阪駅北地区Bブロックのナレッジキャピタルゾーンに関しては、「サイバーアートセンター」「ロボシティコア」「生活五感体感ラボ」「新食系ショールーム&レストラン」を導入。これらの推進エンジンを中心に世界水準のコア事業者を集積させる。ナレッジキャピタルゾーンの事業者は、既に決定しているという。なお、大阪駅北地区先行開発ゾーンは平成23年春のまち開きを目指している。

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