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<ストップ地球温暖化>東誠不動産 新築・改修する物件に屋上緑化を実施 内神田のオフィスビルなど今期9物件が対象

2006.06.12 17:30

 東誠不動産(東京都千代田区)では、環境負荷の低減などを目的に、原則として今後新築およびバリューアップを施す全ての物件を対象に屋上緑化を行うことを決定した。
 第一弾として、今月より千代田区内神田1丁目に保有する「内神田東誠ビル」(SRC造・昭和62年竣工)の屋上緑化に着手し、今年11月末までにビル8棟・マンション1棟を屋上緑化する予定だ。
 「社会的な環境意識の高まりを受け、環境への配慮は経営の重要課題の一つであるとの判断から屋上緑化の実施を決定しました。販売用不動産にも緑化を施すことで、環境保全に貢献していきます」(稲塚氏)
 なお、同社が採用するのは、東邦レオの「格子基盤式軽量緑化システム・Rパレットシステム」で、厳しい荷重制限でも土壌厚を確保できるように、土壌面と嵩上げ部が一体化した基盤を使用するなどの特徴がある。
 同社では、これまでも、空中庭園(THEパームス木場公園)・スカイガーデン(THEパームス本郷龍岡)などの緑化をコンセプトとした企画を実施しており、現在も世田谷区桜1丁目において環境配慮型マンションを建築中である。また、港区虎ノ門において建築中のオフィスビルも屋上の緑化や断熱ガラスの設置など環境や省エネに配慮した設計を取り入れている。

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