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日本土地建物 定期借地契約で「テクノ菱和」大阪支店ビルを建て替え ポートフォリオ最適化目指しCRE戦略支援をサポート

2006.05.22 16:28

 日本土地建物(東京都千代田区)は、大阪府大阪市北区天満2丁目にて賃貸オフィスビル「(仮称)日土地天満ビル」を今月17日に起工した。
 このビルは、空気調和設備工事などを手掛けるテクノ菱和(東京都豊島区・東証二部)所有の大阪支店ビルを、20年の定期借地契約を締結して建て替えを行うもの。平成19年4月30日に予定しているビル竣工後は、テクノ菱和が20年の定期借家契約でリースバックして大阪支店として使用する。
 計画地の敷地は515㎡で、RC造の地上8階建、延床面積2918㎡のオフィスビルを建設する。新ビルは、自然換気と自然採光に配慮した開閉窓配置や屋上に設置する太陽光発電、Low-eガラスの採用、壁面緑化、環境負荷低減を図る設備計画など、環境に優しい「オール電化」オフィスを創造。また、収益性・運用性を追及して、「天空率」を適用した効率的な建築計画を行い、X階段の採用や、水まわりを集約したコア計画などレンタブル比の向上を図る。
 新ビルの建設に当たっては、竹中工務店が設計・監理、施工を竹中工務店・日土地建設共同企業体が行い、設備工事に関してはテクノ菱和が担当する。
 なお、テクノ菱和は日本土地建物グループの主要取引先の1社で、これまでも同社のポートフォリオ最適化に向けて様々な提案・支援を行ってきた。今回のプロジェクトでも大阪支店ビルの老朽化対策として各種事業スキームを検討しながら建て替えを計画した。
 日本土地建物ではCRE(企業不動産)戦略支援事業を推進しており、AMやPMで培った「ノンアセットビジネス」、ディベロッパーとしての投資・開発を行う「アセットビジネス」のノウハウを融合して、総合力を活かした提案を行っていく。

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