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住友商事 オーダーメイド型不動産開発を本格化 商業事業者の意向に沿った店舗建設

2006.03.27 17:07

 住友商事(東京都中央区)は、食品スーパーやホームセンターなど商業事業者の意向に沿った店舗を同社の資金により開発し、商業事業者と賃貸借契約を締結したうえで、同社関連の不動産ファンドもしくは、投資家へ施設を売却するオーダーメイド型開発へ本格的に取り組み出した。
 このビジネスモデルは、「注文住宅に借りて住む」といった住宅産業で取り入れられている手法・概念に基づいており、商業事業者は、自らの希望に沿った店舗を、新たに資産保有することなく開発可能だ。
 また、不動産の保有リスクに左右されることなく、賃料があらかじめ確定することから、本業のオペレーションに注力することができる。一方、賃貸借契約は10年を超える長期契約を前提としているため、投資家にとっても安定的な利回りを確保可能だ。
 住友商事では、このビジネスモデルをプログラム化することにより、昨年末より、福岡市、西東京市で商業施設用の用地を確保。いずれも商業事業者は内定しており、今後同社は、商業事業者に代わり、施設開発を行ってゆくこととなる。

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