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<注目企業>グローバル・アセット 5億円〜30億円の物件に投資 ご当地ファンドを組成・運用J―REIT上場も視野に入れる

2006.03.13 14:05

 不動産ファンド事業を手がけるグローバル・アセット(東京都千代田区)に注目が集まっている。昨年10月には、名古屋経済圏に特化した「マルハチファンド」を組成。今年3月には、関西圏に特化した「関西ファンド」の運用を開始した。
「首都圏の物件は高騰が続き、取得競争も激化する中で、地方の優良物件に目を向けたのです」(伊東氏)
 「マルハチファンド」、「関西ファンド」はいわゆる、ご当地ファンドである。居住用不動産を主たる投資対処として資産規模約100億円でスタートし、3年後に、500〜800億円にまで規模を拡大する予定だ。両ファンド共に投資対象規模は5億円〜30億円。成長段階でオフィス・商業ビルへの投資も行いながら規模を拡大し、JREIT上場も視野に入れる。
 もう1件、同社が3月に組成した「学生マンションファンド」も特徴的。これは、全国主要都市の学生需要が見込めるエリアの専有面積25㎡程度の優良物件に限定して投資するものだ。前述2つのファンド同様、3年間で500億円程度まで積み増し、他ファンドへの売却、J-REIT上場を目指す。
 当面は、これら3本のファンド運用に注力し、業績拡大を図る方針だ。

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