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秋葉原クロスフィールド エリア特性活かした施設構成に注目集まる IT拠点「秋葉原クロスフィールド」グランドオープン

2006.03.13 14:04

 NTT都市開発(東京都千代田区)、ダイビル(大阪府大阪市)、鹿島建設(東京都港区)の3社が開発を進める「秋葉原クロスフィールド」の一翼を担う「秋葉原UDX」が、3月9日、グランドオープンを迎えた。「秋葉原クロスフィールド」は、東京都の公募による秋葉原駅前の都有地売り払いに当選した3社が、取得した1万5728㎡の土地の開発を行ってきたもの。昨年3月にオープンした「秋葉原ダイビル」、今回オープンの「秋葉原UDX」2棟の低層部に、産学連携機能、情報ネットワーク機能、集客機能、中高層部にオフィス機能を集積し、秋葉原のIT拠点。
 今回、オープンした秋葉原UDXは、地上22階・地下3階建て、延床面積16万1482㎡のオフィス・商業複合ビルだ。1階〜3階の商業施設「AKIBAICHI(アキバ・イチ)」は、かつて秋葉原にあった「東京神田青果市場」の活気や、人が集まり賑わう様子と「選ばれた食」をイメージして名づけられたもので、初出店や新業態での出店が多くを占めており、秋葉原エリアの新飲食スポットとなることが予想される。この他、デジタルコンテンツ等の活動拠点として、3Dシアターやフォトスタジオ等で構成される「先端ナレッジフィールド」の各施設が3月中旬以降順次、そして日本のアニメーションの最新情報を国内外に向けて発信する「東京アニメセンター」が3月15日に、更には国際デザイン拠点として「(仮)デザイン・ミュージアム秋葉原」が今秋を目処にオープンする予定だ。
 秋葉原の特性を活かした施設構成となっており、今後の集客力には期待が高まっている。

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