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森ビル 735億円のシンジケートローンを組成 低利・長期安定資金の調達等目的 今後のビジネスモデル確立手段に

2006.03.06 17:26

 森ビル(東京都港区)は、みずほコーポレート銀行、三井住友銀行および三菱東京UFJ銀行を共同アレンジャーとして、2月3日に同社初となるシンジケートローン契約を締結していたことを明らかにした。
 同シンジケートローン組成にあたり、同社の事業理念やビジネスモデル、財務内容を説明するバンクミーティングを開催。その後、金融機関より、高い関心を得ることができた結果、都市銀行、地方銀行、系統金融機関、損保、外銀等、合計55の金融機関が参加することになり、当初予定していた募集金額300億円を大幅に上回る総額719億円(期間5年:451億円・期間3年:268億円)での組成を果たした。不動産業向けの新規金融機関対象のシンジケートローンとしては、実行額・参加金融機関数共に過去最高となる。
 森ビルは、今回のような、市場型間接金融であるシンジケートローンによる資金調達は、バランスのとれた財務内容と大規模再開発推進の両立を目指す同社のビジネスモデル確立手段になるとしている。なお、同ローン組成の意義は①資金調達手段の多様化②低利かつ長期安定資金の調達③最適な有利子負債構造へのバランス是正、である。
 今後、J-REITの上場や開発型を含めた証券化手法、シンジケートローン等を活用しながら、都心開発を推進していく方針だ。

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