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省電舎 廃棄物コンサル「リサイクルワン」と業務提携 ESCO事業の導入推進を図る
2006.01.02 10:50
省電舎(東京都港区)は、顧客へのESCO事業コンサルティングなどの導入推進でリサイクルワン(東京都渋谷区)と業務提携を行う。
エネルギーの削減提案を行うESCO事業は、コスト削減効果と共に地球温暖化ガス排出量の低減を可能とする。一方でリサイクルワンは国内最大の450社を越す産業廃棄物処理業者の自社ネットワークを活用した産業廃棄物の排出企業と再生・処理企業を結びつけるインターネット取引市場の運営を核に、ゼロエミッション化に向けたコンサルティング等、企業の環境保全コンサルティング業務を行っている。
「リサイクルワンの事業で特徴的なのは、処理事業者の格付けを行っていることです。欧州の基準・審査方式を取り入れており、事実上日本の格付け基準になります。当社でも、廃棄物処理コンサルを行っていましたが、今回の提携によりサービスの拡充を図ります」(嘉納氏)
現在、リサイクルワンは約800社、省電舎は2800社の顧客網を有し、双方のビジネスマーケットは一致している。中でも顧客として多いのは、製造工場や物流拠点など廃棄物管理、エネルギー運用のソリューションでコスト削減幅が大きい施設。その他大規模オフィスや商業施設などでも展開しており、今後は互いの顧客にサービスの導入を提案していく。