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森ビル 再発防止のため動態保存に協力 六本木ヒルズ森タワー正面出入口の回転扉を解体し自動スライド式ドアに

2005.09.12 15:16

 森ビル(東京都港区)は、六本木ヒルズ森タワー正面出入口の回転扉を解体し、自動スライド式ドアを設置する工事に着手した。
 六本木ヒルズに観光に訪れていた6歳男児が、同ビル2階の正面入口の自動回転ドアに頭を挟まれ病院に運ばれ、約2時間後死亡した事件が起こったのは昨年3月26日。以降、同ビルの回転ドアは、使用を中止し、今日に至っていた。
 なお、解体した回転扉については、工学院大学教授の畑村洋太郎氏が代表を務め、ドアに関する危険性を検証するために立ち上げた「ドアプロジェクト」の要請に基づいて、今後も事故を決して風化させないという主旨に賛同した上で、事故の再発防止に有効であるという考えのもと、同機の動態保存に協力するという。

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