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大ガス/関電 共生微生物利用した屋上緑化 環境への貢献等を目的に平成13年から共同開発

2005.08.22 17:31

 大阪ガスと関西電力は両社が保有する共生微生物を利用することで屋上緑化特有の薄層土壌では生息しにくかった木本や草本植物を安定的に生育できる屋上緑化工法を開発した。さらに、実測値を基に省エネルギーおよびヒートアイランド緩和効果を評価したところ、セダム緑化に比べて約1・5倍の効果があった。
 共生微生物とは、植物の根に付き、土壌中の養分や水分を集めて植物に与える微生物で、植物の生育促進や乾燥に対する耐性向上の効果がある。両社は環境貢献を目的に、オージーかんでん共同企画の企画調査案件の一つとして、両社の共生微生物を用いた共同開発を平成13年12月から進めてきた。
 今後、大阪ガスグループのテクノグリーンならびに関西電力のグループ会社である環境総合テクノスによって本技術を用いた屋上緑化の設計、施工、資材販売を行っていく。

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