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小田急不動産 SPCへの匿名組合出資実施 運用期間は5年間を予定 総資産額50〜100億円を目標

2005.05.09 16:51

 小田急不動産(東京都渋谷区)では、スミカ(東京都目黒区)およびみずほ信託銀行(東京都中央区)と共同で、SPCであるスモーレへの匿名組合出資を実施し、2月18日竣工、地上8階建てのマンション「プラチナコート南麻布」を取得した。
 スモーレは、運用期間5年間を予定する追加型のSPC。首都圏、特に都心、城南・城西地区を中心に1棟当り5〜20億円規模の居住用不動産の取得を進め、今後2年半で、総資産額50〜100億円を目標としている。
 また、スモーレは、みずほ信託、ノンリコースローンレンダーである中央三井信託銀行(東京都港区)などからの紹介により稼働中の収益物件についても、随時取得し、取得した不動産の賃貸収入を得るほか、ファンド、個人投資家にも転売することも予定している。
 同社は今回のような追加型SPCへの取得は初となるが、マスターレッシー兼プロパティマネジャーとして、今後もスモーレの収益拡大・資産価値の維持向上に務めていくという。

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