週刊ビル経営・今週の注目記事

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ビル業界往来

2004.09.13 15:09

★空調ダクトクリーニング
空調ダクトクリーニング上で数々の試みがなされてきたロボット清掃。しかし、日本ダクトクリーニング協会の副会長を務める大廻氏は、ロボットでの清掃は困難であるとの見解を明らかにしている。何度も試されたというが、細部の清掃は人力に頼らざるを得ないそうだ。

  ★新社名でスタート
今年4月、日東紡からOAフロア部門の営業譲渡を受けた小岩金網。フリーアクセス工業会にも新たに入会し、新社名としてのスタートを切っている。日東紡からの出向社員である増子氏が舵取りをしているが、付き合いの長い顧客から理解を得ることは非常に難儀であるとのこと。

  ★都市緑化法成立で
今年、都市緑地法が成立し、ビル所有者の緑地化義務がますます厳しくなる中、壁面緑化事業への各社間の開発競争が激化している。コケ植物を利用するモスキャッチシステムサービスは、ビル経営フェアにも出展するなど、積極的に営業展開する姿勢。

  ★仲介子会社設立
幸洋コーポレーションでは、仲介大手のビルバンクの東京支店と子会社ビルドネットワーク(旧社名)を経営統合し、ビルバンク・ジャパンとして9月6日より業務を開始した。グループの主力事業であるPM事業の営業強化が狙いだという。

  ★J―REIT受難
9月5日午後7時7分頃発生した紀伊半島沖を震源とする地震、同日午後11時57分頃に発生した東海道沖を震源とする地震及び平成16年9月7日午後8時29分頃に発生した東海道沖を震源とする地震による影響が、各投資法人で発表された。まず、日本リテールファンド投資法人所有のならファミリーは館内各所の壁にクラックが発生し、ユニクロ区画内の壁が一部破損(ガラス1枚破損)。また照明器具1個が脱落した。また、イオン東浦ショッピングセンターにおいて立体駐車場の泡消火設備の配管が2箇所破損し消火剤が液漏れした。次に、野村不動産オフィスファンド投資法人所有の野村不動産大阪ビル、野村不動産四ツ橋ビルにて内装に軽微な破損があった。ただし、両投資法人保有物件においての影響は軽微なもので、けが人の発生もなかった。

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