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NTTファシリティーズ 最大開口面積0・75㎡に対応した防火措置工法開発 国土交通大臣認定を取得

2004.09.13 15:10

 NTTファシリティーズ(東京都港区)は、「最大開口面積0・75㎡に対応した防火措置工法」を開発し、国土交通大臣認定を取得した。
 同工法は、一般的な工法では最大開口面積が0・6㎡だったものが、最大0・75絵日という大きな開口面積に対応しているため、ケーブル量においても開口面積いっぱいまでケーブルを通すことができる。また、様々なIT機器に対応させるため、LANケーブルや同軸ケーブル、そして光ファイバケーブルに対応。その他の特徴として、耐火遮へい板内にあるケーブルとのすき間に4種類の耐火スポンジを組み合わせて詰めるだけで開口部を塞ぐことが可能なため、短時間で施工が可能になり、また耐火スポンジは再使用可能なので、2回目以降の工事において、廃材を減らすことによる材料費の削減もできる。
 今回開発された工法は、主として通信機械室やデータセンター機械室などのIT機器収容室用に開発されたものであるが、大量ケーブルが敷設されている建物や、模様替えが頻繁に行われる建物においても非常に有効な工法であるため、IT機器収容建物に限らず、様々な用途の建物に幅広く提供していく予定であるという。
 なお、今回の国土交通大臣認定では、国内で初めて0・75㎡まで対応できる防火措置工法の性能評価試験を実施している。

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