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三機工業 廃棄物焼却施設等の廃熱をビルに供給 コンテナ車活用し設備投資額抑える

2004.03.22 15:59

 三機工業(東京都千代田区)、栗本鐵工所の2社がプロジェクト・マネジメント・コンサルタンツ(ドイツベンスハイム)より、潜熱蓄熱搬送システム「トランスヒートコンテナ」を技術導入した。
 トランスヒートコンテナとは、下水汚泥焼却施設や廃棄物焼却施設などから発生する低温排熱を全熱蓄熱財に効率よく回収・貯蔵し、コンテナ車で運搬して離れた施設の熱エネルギーとして供給する技術。
 同システムの導入で、タンクに詰めたPCMに熱を貯蔵して自動車でエネルギー供給を行う「オフライン」方式となっており、インフラ整備コストが大幅に削減でき、効率的にエネルギーを供給できる。また、供給元となる下水汚泥焼却施設・廃棄物焼却施設などから廃熱を回収し、オフィスビル、病院などの冷暖房や給湯などのエネルギーとして一年を通じて供給することが可能となっている。

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