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「六本木ヒルズ」の屋上庭園で恒例の稲刈り 近隣居住者など約160人が参加
2025.10.27 11:16
森ビル(東京都港区)は先月27日、「六本木ヒルズ」けやき坂コンプレックスの屋上庭園で育てていた稲の収穫を実施した。
庭園は面積約1300㎡、「六本木ヒルズ」のけやき坂コンプレックス屋上・地上45mに広がる。2003年の開業以来、四季の樹木をはじめとした様々な植物との共生を通じて、近隣住民やワーカーに向けて環境や食育などを考えるきっかけを提供してきた。
2006年からは地方自治体の魅力発信を目的に、毎年異なる地方自治体とコラボレーションし、稲の育成を行ってきた。今年は山梨県とのコラボレーションを実現。当日は山梨が誇る米の品種「にじのきらめき」の収穫に加え、山梨県産のぶどう「サンシャインレッド」、「シャインマスカット」の試食や南部茶プレミアムリーフティーの試飲会も併せて行われた。
稲刈りには「六本木ヒルズ」のワーカーや近隣居住者をはじめ約160人が参加。暑さに強いことが特徴の「にじのきらめき」は今年の気候にも負けず大きな実を付けた。
森ビル タウンマネジメント事業部の清水拓郎氏は「今年はおかげさまで約20kgを収穫できました。稲の育成に不安もありましたが、今年の酷暑を乗り切れて安心しています」と話す。
次回のコラボ先は未定だが、新しい品種、魅力ある自治体をリサーチし、来年の米作りに向けて準備を進めていきたいという。



